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初めてでも安心|御霊前(香典)の書き方と金額相場・正しいマナーまとめ

  • 3 日前
  • 読了時間: 5分

急な訃報を受け、お通夜や葬儀に参列する際、最も迷いやすいのが「御霊前(香典)」の準備です。


御霊前の書き方には、故人への哀悼の意を表すための独特なマナーがあり、氏名の位置や金額の書き方、お札の向きなど、細かな決まりごとが存在します。


この記事では、初めての方でも迷わず正しく香典袋を準備できるよう、表書きから中袋の書き方、金額相場までを分かりやすく解説します。


相手別の御霊前香典の金額相場


香典として包む金額は、故人との関係性や自身の年齢によって決まるのが一般的です。


多すぎても少なすぎても失礼にあたる可能性があるため、一般的な相場を確認しておきましょう。


親族に包む金額の目安


親族の場合、関係が近いほど包む金額も高くなる傾向にあります。

両親

30,000円~100,000円

兄弟・姉妹

30,000円~50,000円

祖父母・叔父・叔母

10,000円~30,000円


友人や知人に包む金額の目安


友人や知人の場合は、自身の年齢が上がるにつれて相場も少しずつ高くなります。

友人・知人

5,000円~10,000円

近所の方

3,000円~5,000円


職場関係者に包む金額の目安


職場関係では、役職や付き合いの深さによって調整します。


上司

5,000円~10,000円

同僚・部下

5,000円

取引先関係

10,000円



香典袋の表書きと氏名の書き方


香典袋の表面には、贈り主が誰であるかを明確にするために氏名を正しく記載します。


ここでは、基本的な氏名の位置や、連名・会社名での書き方について解説します。


氏名を中央下部に書く位置

香典袋の表書き(「御霊前」など)の真下に、自分の氏名をフルネームで記載します。


文字の大きさは、上部の「御霊前」よりも少し小さめに書くと、全体のバランスが整い、美しく見えます。


連名や会社名の書き方


複数人で包む場合や、仕事関係で参列する場合は、以下のルールに従って記載します。


  • 夫婦で参列する場合

夫の氏名を中央に書き、その左側に妻の名前のみを記載します。


  • 3名までの連名

目上の人を中央に書き、順に左へ並べて記載します。友人同士なら五十音順でも構いません。


  • 4名以上の団体

代表者の氏名を中央に書き、その左側に「他一同」と記載します。別紙に全員の氏名を書いて中袋に同封しましょう。


  • 会社名を入れる場合

氏名の右側に、少し小さめの文字で会社名を添えます。


薄墨の筆ペンを使うマナー


お通夜や葬儀の香典では、必ず「薄墨(うすずみ)」の筆ペンを使用するのがマナーです。


薄墨とは、墨を薄くしたような淡い色のことで、「悲しみの涙で墨が薄まった」「急なことで十分な墨を用意できなかった」という意味が込められています。


市販の筆ペンには「慶事用(黒)」と「弔事用(薄墨)」がセットになっているものや、薄墨専用のものがあるため、購入時に確認しましょう。



中袋の金額と住所の書き方


香典袋の内側にある「中袋(なかぶくろ)」には、遺族が整理しやすいよう、金額と住所・氏名を正確に記入します。


表面に大字で金額を書く方法

中袋の表面中央には、包んだ金額を縦書きで記載します。


この際、数字の改ざんを防ぐために「大字(だいじ)」と呼ばれる旧字体の漢数字を使うのが正式なマナーです。


金額で使う漢数字一覧


よく使われる大字の書き方は以下の通りです。

5

10

1,000

10,000



例えば、5,000円を包む場合は「金 伍阡圓」、10,000円の場合は「金 壱萬圓」と書きます。


裏面に住所と氏名を書く手順


中袋の裏面左側には、自分の住所と氏名を記載します。


遺族が後で香典返しを準備する際に必要となるため、郵便番号から略さずに丁寧に書きましょう。


中袋には薄墨ではなく、読みやすさを優先して黒のボールペンやサインペンを使用しても問題ありません。



中袋なしの封筒への書き方


市販の香典袋の中には、中袋が付属していないタイプもあります。


裏面に金額と住所を書く位置


中袋がない場合は、香典袋(外袋)の裏面に直接、金額と住所を記載します。


【記入のポイント】

  • 金額の記載場所

裏面の左側に縦書きで記入します。


  • 住所の記載場所

金額のさらに左側に並べて記入します。


中袋がないタイプは、主に包む金額が少ない(5,000円以下など)場合に使われる略式の袋です。



香典袋へのお金の入れ方とお札の向き


香典にお金を入れる際は、お祝い事(慶事)とは逆の作法で行う必要があります。


お札の向きは裏向きで顔を下に


お札を中袋に入れるときは、お札の表面(肖像画がある方)を袋の裏側に向けて入れます。


さらに、肖像画が袋の底の方に来るように(逆さまに)入れるのが一般的です。

これには「顔を伏せる」「悲しみで顔を上げられない」といった意味が込められています。


複数枚の札を入れる際の揃え方


複数枚のお札を包む場合は、すべてのお札の向きを必ず揃えてください。


バラバラの向きで入れるのは、受け取った側が確認しづらく、配慮に欠けると見なされるため注意しましょう。


新札ではなく旧札を使う理由


香典には、新札(未使用のきれいなお札)ではなく、使用感のある「旧札」を使うのがマナーです。


新札を使うと「不幸があることを予期して準備していた」と捉えられ、失礼にあたるとされているからです。


もし手元に新札しかない場合は、一度折り目をつけてから包むようにしましょう。

ただし、あまりにボロボロで汚れたお札は避け、失礼のない程度のものを選んでください。



まとめ


「御霊前」の準備で最も大切なのは、故人を偲び、遺族を思いやる気持ちです。


最後に、重要なポイントを振り返りましょう。


  • 金額相場

関係性に応じて5,000円〜100,000円程度。


  • 筆記用具

表書きは必ず薄墨の筆ペンを使用する。


  • 金額の書き方

「壱」「参」「萬」などの大字を用いる。


  • お札の向き

裏向きかつ肖像画を下にして入れる。


  • お札の状態

新札は避け、旧札(または折り目をつけた札)を用意する。


急なことで慌ててしまうかもしれませんが、一つひとつのマナーを確認しながら準備を進めれば大丈夫です。

この記事を参考に、失礼のない形で最後のお別れに臨んでください。

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