初めてでも安心|御霊前(香典)の書き方と金額相場・正しいマナーまとめ
- 4 日前
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急な訃報を受け、お通夜や葬儀に参列する際、最も迷いやすいのが「御霊前(香典)」の準備です。
御霊前の書き方には、故人への哀悼の意を表すための独特なマナーがあり、氏名の位置や金額の書き方、お札の向きなど、細かな決まりごとが存在します。
この記事では、初めての方でも迷わず正しく香典袋を準備できるよう、表書きから中袋の書き方、金額相場までを分かりやすく解説します。
相手別の御霊前香典の金額相場
香典として包む金額は、故人との関係性や自身の年齢によって決まるのが一般的です。
多すぎても少なすぎても失礼にあたる可能性があるため、一般的な相場を確認しておきましょう。
親族に包む金額の目安
親族の場合、関係が近いほど包む金額も高くなる傾向にあります。
両親 | 30,000円~100,000円 |
兄弟・姉妹 | 30,000円~50,000円 |
祖父母・叔父・叔母 | 10,000円~30,000円 |
友人や知人に包む金額の目安
友人や知人の場合は、自身の年齢が上がるにつれて相場も少しずつ高くなります。
友人・知人 | 5,000円~10,000円 |
近所の方 | 3,000円~5,000円 |
職場関係者に包む金額の目安
職場関係では、役職や付き合いの深さによって調整します。
上司 | 5,000円~10,000円 |
同僚・部下 | 5,000円 |
取引先関係 | 10,000円 |
香典袋の表書きと氏名の書き方
香典袋の表面には、贈り主が誰であるかを明確にするために氏名を正しく記載します。
ここでは、基本的な氏名の位置や、連名・会社名での書き方について解説します。
氏名を中央下部に書く位置

香典袋の表書き(「御霊前」など)の真下に、自分の氏名をフルネームで記載します。
文字の大きさは、上部の「御霊前」よりも少し小さめに書くと、全体のバランスが整い、美しく見えます。
連名や会社名の書き方
複数人で包む場合や、仕事関係で参列する場合は、以下のルールに従って記載します。
夫婦で参列する場合
夫の氏名を中央に書き、その左側に妻の名前のみを記載します。
3名までの連名
目上の人を中央に書き、順に左へ並べて記載します。友人同士なら五十音順でも構いません。
4名以上の団体
代表者の氏名を中央に書き、その左側に「他一同」と記載します。別紙に全員の氏名を書いて中袋に同封しましょう。
会社名を入れる場合
氏名の右側に、少し小さめの文字で会社名を添えます。
薄墨の筆ペンを使うマナー
お通夜や葬儀の香典では、必ず「薄墨(うすずみ)」の筆ペンを使用するのがマナーです。
薄墨とは、墨を薄くしたような淡い色のことで、「悲しみの涙で墨が薄まった」「急なことで十分な墨を用意できなかった」という意味が込められています。
市販の筆ペンには「慶事用(黒)」と「弔事用(薄墨)」がセットになっているものや、薄墨専用のものがあるため、購入時に確認しましょう。
中袋の金額と住所の書き方
香典袋の内側にある「中袋(なかぶくろ)」には、遺族が整理しやすいよう、金額と住所・氏名を正確に記入します。

表面に大字で金額を書く方法
中袋の表面中央には、包んだ金額を縦書きで記載します。
この際、数字の改ざんを防ぐために「大字(だいじ)」と呼ばれる旧字体の漢数字を使うのが正式なマナーです。
金額で使う漢数字一覧
よく使われる大字の書き方は以下の通りです。
1 | 壱 |
2 | 弐 |
3 | 参 |
5 | 伍 |
10 | 拾 |
1,000 | 阡 |
10,000 | 萬 |
円 | 圓 |
例えば、5,000円を包む場合は「金 伍阡圓」、10,000円の場合は「金 壱萬圓」と書きます。
裏面に住所と氏名を書く手順
中袋の裏面左側には、自分の住所と氏名を記載します。
遺族が後で香典返しを準備する際に必要となるため、郵便番号から略さずに丁寧に書きましょう。
中袋には薄墨ではなく、読みやすさを優先して黒のボールペンやサインペンを使用しても問題ありません。
中袋なしの封筒への書き方
市販の香典袋の中には、中袋が付属していないタイプもあります。
裏面に金額と住所を書く位置
中袋がない場合は、香典袋(外袋)の裏面に直接、金額と住所を記載します。
【記入のポイント】
金額の記載場所
裏面の左側に縦書きで記入します。
住所の記載場所
金額のさらに左側に並べて記入します。
中袋がないタイプは、主に包む金額が少ない(5,000円以下など)場合に使われる略式の袋です。
香典袋へのお金の入れ方とお札の向き
香典にお金を入れる際は、お祝い事(慶事)とは逆の作法で行う必要があります。
お札の向きは裏向きで顔を下に
お札を中袋に入れるときは、お札の表面(肖像画がある方)を袋の裏側に向けて入れます。
さらに、肖像画が袋の底の方に来るように(逆さまに)入れるのが一般的です。
これには「顔を伏せる」「悲しみで顔を上げられない」といった意味が込められています。
複数枚の札を入れる際の揃え方
複数枚のお札を包む場合は、すべてのお札の向きを必ず揃えてください。
バラバラの向きで入れるのは、受け取った側が確認しづらく、配慮に欠けると見なされるため注意しましょう。
新札ではなく旧札を使う理由
香典には、新札(未使用のきれいなお札)ではなく、使用感のある「旧札」を使うのがマナーです。
新札を使うと「不幸があることを予期して準備していた」と捉えられ、失礼にあたるとされているからです。
もし手元に新札しかない場合は、一度折り目をつけてから包むようにしましょう。
ただし、あまりにボロボロで汚れたお札は避け、失礼のない程度のものを選んでください。
まとめ
「御霊前」の準備で最も大切なのは、故人を偲び、遺族を思いやる気持ちです。
最後に、重要なポイントを振り返りましょう。
金額相場
関係性に応じて5,000円〜100,000円程度。
筆記用具
表書きは必ず薄墨の筆ペンを使用する。
金額の書き方
「壱」「参」「萬」などの大字を用いる。
お札の向き
裏向きかつ肖像画を下にして入れる。
お札の状態
新札は避け、旧札(または折り目をつけた札)を用意する。
急なことで慌ててしまうかもしれませんが、一つひとつのマナーを確認しながら準備を進めれば大丈夫です。
この記事を参考に、失礼のない形で最後のお別れに臨んでください。
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