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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の飼い方|初心者向け完全ガイド


「何かペットを飼いたいけど、犬や猫はスペースや鳴き声が心配…」

「SNSで見た“レオパ”って可愛いけど、爬虫類って飼うのが難しそう…」


そんな風に思っていませんか?


ヒョウモントカゲモドキ、通称「レオパ」は、その愛らしい見た目と比較的飼いやすい性質から、爬虫類ペットの中でも絶大な人気を誇ります。

この記事では、レオパの飼育に興味を持ち始めた初心者の方に向けて、生態や特徴から、必要なもの、日々の世話、費用まで、知りたい情報をすべて詰め込みました。


この記事を読めば、レオパをお迎えする準備が万全に整い、安心して新しい家族との生活をスタートできます。

さあ、一緒にレオパの魅力的な世界を覗いてみましょう。




ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)とは


まず、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)がどんな生き物なのか、基本的な情報からご紹介します。

その正体を知れば、きっともっと好きになりますよ。


ヤモリ科の爬虫類としての生態と特徴

ヒョウモントカゲモドキは、その名の通りヒョウ柄のような模様が特徴的な、ヤモリの仲間です。

英名の「Leopard Gecko(レオパードゲッコー)」を略して「レオパ」という愛称で親しまれています。


一般的なヤモリのイメージとは少し違う、ユニークな特徴を持っています。


  • 地表性ヤモリ

    ヤモリといえば壁に張り付くイメージですが、レオパには足に趾下薄板(しかはくばん)がないため、ツルツルした壁を登ることはできません。主に地面を歩き回って生活します。

  • まぶたがある

    多くのヤモリと違い、レオパには人間と同じようにまぶたがあり、目を閉じて眠ります。その眠っている姿もまた、愛らしい魅力の一つです。

  • 夜行性

    野生では昼間は岩場の隙間などに隠れて休み、夜になると活動を開始して昆虫などを捕食します。飼育下でも、日中はシェルターの中でじっとしていることが多いです。


性格は大人しい?人に慣れるか


レオパの最大の魅力の一つが、その性格です。

基本的におとなしく、穏やかな個体が多いため、爬虫類飼育が初めての方にも扱いやすいと言われています。


もちろん個体差はありますが、根気よく接することで人の手に慣れ、自分から手に乗ってくるようになることも珍しくありません。

攻撃性も低く、強く噛みついてくるようなことは滅多にないので、安心して触れ合うことができます。


平均寿命と成体の大きさ


ペットとして迎えるなら、どのくらい一緒にいられるのか気になりますよね。


レオパの平均寿命は約10年と言われていますが、飼育環境が良ければ15年~20年と、非常に長く生きてくれるパートナーになります。


大きさは、生まれたばかりのベビーで約7cm、1年ほどで大人になり、全長約20cm~25cmに成長します。

手のひらにちょこんと乗る、扱いやすいサイズ感も人気の理由です。



飼育にかかる費用と価格相場


レオパを飼い始めるには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

生体本体の価格から、飼育用品にかかる初期費用、月々の維持費まで、具体的な金額の目安をご紹介します。


生体本体の値段の目安


レオパの価格は、品種(モルフ)によって大きく異なります。


最もポピュラーで安価な「ハイイエロー」という品種であれば、5,000円~10,000円程度で販売されていることが多いです。

一方で、珍しい色や模様を持つ人気のモルフになると、数万円から、中には数十万円する高価な個体も存在します。


初心者のうちは、まずは基本的な品種から飼い始めてみるのがおすすめです。


飼育用品一式の初期費用内訳


レオパの飼育を始めるためには、以下の用品を揃える必要があります。

すべて揃えた場合の初期費用は、合計で約15,000円~30,000円が目安です。


  • 飼育ケージ

    3,000円~10,000円

  • パネルヒーター

    3,000円~5,000円

  • ウェットシェルター

    1,500円~3,000円

  • ドライシェルター

    1,000円~2,000円

  • 床材

    500円~1,500円

  • 水入れ・餌入れ

    各500円~1,000円

  • カルシウム剤・ビタミン剤

    各1,000円~2,000円

  • ピンセット(給餌用)

    500円~1,000円


月々の餌代などランニングコスト


毎月かかる費用は、主に餌代と電気代です。


餌の種類にもよりますが、コオロギや人工飼料などを与える場合、月々の餌代は1,000円~3,000円程度です。

これに加えて、パネルヒーターの電気代や、数ヶ月に一度交換する床材の費用がかかります。


犬や猫に比べると、ランニングコストは比較的安く抑えられるのが特徴です。



飼育に必要なものと環境設定


レオパが快適に暮らすためには、適切な飼育環境を整えることが何よりも大切です。

ここでは、必要な用品それぞれの選び方と、正しい設置方法を解説します。


飼育ケージの選び方と適切なサイズ

レオパは壁を登れないため、高さは必要ありません。

成体1匹であれば、幅30cm、奥行き20cm程度のサイズがあれば十分です。



  • 爬虫類用ケージ

    前面がスライドドアになっており、メンテナンスがしやすいのが特徴です。通気性も良く、見た目もおしゃれなものが多いです。


  • プラケース

    安価で軽く、手軽に始められるのがメリットです。蓋に隙間ができないよう、しっかりと閉まるものを選びましょう。


脱走防止と通気性の確保がケージ選びの重要なポイントです。


床材の種類とそれぞれの特徴


床材には様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。


  • キッチンペーパー

    最も衛生的で、フンの状態も確認しやすいため初心者には一番おすすめです。汚れたらすぐに交換でき、コストもかかりません。


  • デザートソイル

    砂漠の雰囲気を再現でき、見た目が良くなります。フンをするとその部分だけ固まるので、掃除も比較的簡単です。


  • サンド(砂)

    見た目は自然に近いですが、餌と一緒に砂を食べてしまう「誤飲」のリスクがあります。特にベビーのうちは避けた方が無難です。


パネルヒーターによる温度管理方法


レオパは変温動物なので、ヒーターによる温度管理が必須です。


パネルヒーターとは、ケージの底に敷いて使用する薄型のヒーターです。

ケージの底面の3分の1から半分程度に敷き、ケージ内に暖かい場所(ホットスポット)と涼しい場所(クールスポット)の温度勾配を作ってあげましょう。


ホットスポットの温度は28℃~32℃くらいが理想です。

レオパは自分で快適な場所に移動して体温を調節します。


ウェットシェルターとドライシェルターの役割


シェルター(隠れ家)は、レオパが安心して過ごすために欠かせないアイテムです。


  • ウェットシェルター

    内部に湿らせた水苔やキッチンペーパーを入れることで、高湿度な環境を保つシェルターです。スムーズな脱皮を助けるために不可欠で、必ず設置してください。


  • ドライシェルター

    乾いた隠れ家で、普段の休憩場所になります。ストレスを軽減し、落ち着ける場所として機能します。


ホットスポット側にドライシェルター、クールスポット側にウェットシェルターを置くのが一般的な配置です。


水入れ・餌入れの選び方


水はいつでも飲めるように、新鮮なものを常に入れておきましょう。

水入れは、レオパがひっくり返さない安定感のあるもので、溺れる心配のない浅いタイプがおすすめです。


餌入れも同様に、倒れにくく浅いものを選びましょう。


紫外線ライトやバスキングライトの必要性


レオパは夜行性のため、基本的に紫外線ライトやバスキングライトは不要です。


強い光はかえってストレスになることもあります。

日中の部屋の明かりがあれば、昼と夜の区別はつきますので、特別な照明は必要ありません。



餌の種類と正しい与え方


レオパの健康を維持するためには、適切な餌を正しい頻度で与えることが重要です。

ここでは、餌の種類や与え方について詳しく解説します。


活餌・冷凍餌・人工飼料の特徴と比較


レオパの餌には、主に3つのタイプがあります。


  • 活餌(コオロギ、デュビアなど)

    生きて動くため、レオパの食いつきが非常に良いのが特徴です。ただし、餌用の虫をストックしておく必要があり、管理が少し大変です。

  • 冷凍餌(冷凍コオロギなど)

    冷凍保存できるため管理が楽ですが、与える前に解凍する手間がかかります。活餌に比べると食いつきが落ちる個体もいます。

  • 人工飼料(レオパゲル、グラブパイなど)

    栄養バランスが考えられており、これだけで飼育が可能です。管理が最も簡単ですが、個体によってはなかなか食べてくれないこともあります。


最初は活餌や冷凍餌から始め、徐々に人工飼料に慣らしていくのがスムーズです。


ベビー・アダルト別の餌の頻度と量


レオパの成長段階によって、餌を与える頻度と量が変わります。


  • ベビー(幼体)

    成長期でたくさんの栄養が必要です。毎日、頭の幅と同じくらいのサイズのコオロギを2~3匹与えましょう。

  • アダルト(成体)

    成長が止まると、必要なエネルギー量も減ります。2~3日に1回のペースで、お腹の幅を超えない程度の量を与えるのが目安です。


食べ残しはすぐに片付け、常に新鮮な餌を与えるように心がけましょう。


カルシウム剤・ビタミン剤の必要性と使い方


昆虫食の爬虫類は、飼育下ではカルシウムが不足しがちです。

カルシウム不足は「くる病」などの骨の病気を引き起こすため、サプリメントで補う必要があります。


餌を与える際は、毎回必ずカルシウム剤を振りかける習慣をつけましょう。

この作業をダスティングと呼びます。


ビタミンD3が含まれたカルシウム剤もありますが、過剰摂取は逆に健康を害する可能性があるため、ビタミンD3無しのカルシウム剤をメインに使い、D3入りのものは週に1~2回程度に留めるのが一般的です。


餌を食べない(拒食)時の原因と対処法


レオパが突然餌を食べなくなると心配になりますが、いくつかの原因が考えられます。


  • 温度が低い

    消化には適切な温度が必要です。まずパネルヒーター周りの温度が28℃以下になっていないか確認しましょう。


  • 脱皮前

    脱皮が近づくと、多くの個体は食欲が落ちます。体が白っぽくなってきたら、無理に餌を与えず見守りましょう。


  • 環境の変化やストレス

    お迎えしたばかりの時や、ケージのレイアウトを変えた時などに食欲が落ちることがあります。


  • 発情期

    特にオスは、繁殖期になると餌を食べなくなることがあります。


数日食べなくてもすぐに命に関わることはありません。

まずは飼育環境を見直し、焦らずに様子を見ることが大切です。



日々の世話とハンドリングの注意点


レオパとの暮らしをより楽しむために、毎日のお世話と触れ合いのコツを覚えておきましょう。


毎日の世話と掃除の頻度


レオパの世話はとてもシンプルです。


  • 毎日やること

    新鮮な水への交換と、フンをしていたら取り除くこと。


  • 週に1回程度

    ウェットシェルター内の水苔やキッチンペーパーが乾いていたら湿らせる。


  • 月に1回程度

    床材をすべて交換し、ケージ全体を掃除する。


清潔な環境を保つことが、病気の予防につながります。


ハンドリングのコツと慣らし方


レオパとの触れ合い(ハンドリング)は、飼育の醍醐味の一つです。

しかし、焦りは禁物です。


  • 上から掴まない

    レオパにとって、上からの動きは天敵を連想させ、恐怖を与えます。


  • 下からそっと手を差し出す

    レオパの進行方向に手のひらを置き、自分から乗ってくるのを待つのが理想です。


  • 時間は短めに

    長時間のハンドリングはレオパのストレスになります。最初は1日5分程度から始めましょう。


お迎えしてすぐは環境に慣れていないため、最低でも1週間はそっとしておいてあげてください。


脱皮のサインと脱皮不全の対策


レオパは成長するにつれて、古い皮を脱ぎ捨てて大きくなります。


  • 脱皮のサイン

    脱皮前になると、体全体が白っぽくくすんできます。この時期は食欲が落ちることが多いです。

  • 脱皮不全とは?

    脱皮がうまくいかず、指先や尻尾の先に古い皮が残ってしまう状態です。放置すると血行障害を起こし、指が壊死してしまうこともあるため注意が必要です。

  • 対策

    ウェットシェルターの湿度を適切に保つことが最大の対策です。脱皮後に皮が残っているのを見つけたら、ぬるま湯で優しくふやかして、ピンセットなどでそっと取り除いてあげましょう。


臭いや鳴き声は?初心者が抱く疑問


「爬虫類って臭いんじゃない?」「鳴き声はうるさい?」という疑問もよく聞かれます。


レオパ自身には体臭はほとんどありません

フンはしますが、すぐに片付ければケージが臭うこともほぼないでしょう。

また、鳴き声を出すことも基本的にはありません

驚いた時などに「キッキッ」と小さな威嚇音を出すことが稀にある程度です。


アパートやマンションでも、近所を気にせず飼育できる静かなペットです。



人気の種類(モルフ)と色の紹介


レオパは品種改良(モルフ)が盛んで、非常に多くのカラーバリエーションが存在します。ここでは、代表的な人気のモルフをいくつかご紹介します。


ハイイエロー


最も古くから知られる基本的なモルフ。

黄色い体に黒い斑点模様が特徴で、まさに「ヒョウモン」の名にふさわしい見た目です。

価格も手頃で、ペットショップでよく見かけます。


タンジェリン


オレンジ色の発色が強いモルフの総称です。

鮮やかなオレンジ色は非常に人気が高く、色の濃さや模様の有無によって様々なバリエーションがあります。


アルビノ(トレンパー・ベル・レインウォーター)


黒い色素を持たないため、斑点が茶色や薄紫色になり、目が赤っぽく見えるのが特徴です。アルビノには主に3つの系統(トレンパー、ベル、レインウォーター)があり、それぞれ色味や目の特徴が異なります。


マックスノー


白と黒のモノトーンが美しいモルフです。

幼体期は白黒のバンド模様ですが、成長するにつれて黄色い色素が乗り、斑点模様に変化していきます。


スーパーマックスノー


マックスノー同士を掛け合わせて生まれる、さらに白いモルフです。

黒い斑点が細かく散りばめられ、目が真っ黒(エクリプスアイ)になるのが最大の特徴。

その愛らしい見た目から絶大な人気を誇ります。


ブレイジングブリザード


アルビノとブリザード(模様が消失するモルフ)を組み合わせた品種です。

全身が白やピンクがかった色になり、模様がほとんどないのが特徴。

目は赤く、神秘的な美しさがあります。



販売店と健康な個体の選び方


飼いたい気持ちが固まったら、いよいよレオパをお迎えするお店を探しましょう。

どこで購入し、どんな個体を選べば良いのかを解説します。


爬虫類専門店・ペットショップでの購入


初心者の方には、対面で個体を確認できるジョイフルエーケーペットワールドがおすすめです。(※爬虫類 取扱店舗:ジョイフルエーケー大麻店PROX新発寒店PROX音更店)

専門知識が豊富なスタッフに飼育方法の相談ができ、安心して購入できます。


お店を選ぶ際は、ケージ内が清潔に保たれているか、生体が健康的に管理されているかもしっかりチェックしましょう。


ブリーダーから直接購入するメリット


特定のモルフを探している場合や、より深くレオパについて知りたい場合は、ブリーダーから直接購入するのも良い選択です。


親個体の情報や生年月日がはっきりしており、その個体の性格や癖などを詳しく教えてもらえるメリットがあります。


通販を利用する際の注意点


インターネット通販でもレオパを購入することは可能ですが、生体を直接見られないという大きなリスクが伴います。


もし利用する場合は、死着保証の有無、お店の評判やレビューをしっかり確認し、信頼できる業者かどうかを慎重に見極める必要があります。

動物愛護法に基づき、購入前に対面での説明が義務付けられている場合もあるため、手続きをよく確認しましょう。


初心者向け健康なレオパの見分け方


お店で個体を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてみてください。


  • 尻尾がプリプリしているか

    レオパは尻尾に栄養を蓄えます。細すぎず、付け根からしっかり太い尻尾の個体は健康な証拠です。


  • 目がパッチリ開いているか

    目がしょぼしょぼしていたり、腫れていたりしないか確認しましょう。


  • 手足や指がしっかりしているか

    指が曲がっていたり、欠けていたりしないか(脱皮不全の痕跡がないか)をチェックします。


  • 活発に動くか

    ケースを軽く叩いた時に反応するなど、元気がある個体を選びましょう。(ただし、寝ている場合もあります)



まとめ


ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)は、省スペースで静かに飼育でき、費用も比較的安く、性格も穏やかという、まさに初心者にとって理想的なペットです。


この記事でご紹介したポイントを押さえて準備をすれば、誰でも安心してレオパとの楽しい生活を始めることができます。


  • 生態を理解し、適切な飼育環境(温度・湿度)を整える

  • 成長に合わせた餌と、必須のカルシウム剤を与える

  • 日々の観察を怠らず、清潔な環境を保つ

  • 信頼できるお店で、健康な個体を選ぶ


レオパは、あなたに長年の癒やしと喜びを与えてくれる、素晴らしい家族の一員となってくれるでしょう。

さあ、準備を整えて、あなただけの可愛いレオパを迎えに行きませんか?




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