一般的に「老犬」とは何歳から?
実は犬は7歳前後から徐々に老化が目立ち始めます。
犬の平均寿命は15年ほどですから、人生半分近くを「老犬」として過ごすことになります。
まだまだ元気一杯、食欲も旺盛と思っていても、実は徐々に体力の低下や持病が進んでいることもあるので、日ごろから健康について気にかけてあげることが大切です。
主な老いのサイン
気が付くと昼寝の時間が増えた、歩調がゆっくりになった、食事に時間がかかるようになった・・・日常のふとした場面でペットの老化に気が付くことがあります。
これまでと同じ生活が出来ているから「元気」「若い」と安心せずに、年齢に合わせて生活を見直してあげるよう心掛けてゆきましょう。
散歩の時間が短くなる、嫌がる
犬の7歳は人間の50歳に相当します。
加齢とともに筋力、体力が低下し、関節に痛みが出始めるころでもあります。
散歩ルートや時間は年齢にあった内容に見直してあげましょう。
段差を嫌がる
犬も加齢とともに足腰関節の痛みを感じるようになったり、視力の低下から段差を怖い、苦手だと感じます。
散歩ルートは道幅が広い平坦な内容に変えてあげましょう。
室内の階段昇降やソファからの飛び降りなども出来る限り制限し、家族が手助けを心掛けてあげましょう。
トイレを失敗する
高齢になると内臓機能や筋力が低下するので、長時間トイレを我慢することが難しくなります。
場合によってはトイレの場所を忘れてしまったり、迷ってしまうこともあるので、状況に応じて散歩の回数やトイレの設置場所を見直してあげましょう。
白髪が増え、毛づやが悪くなったり、薄毛になってくる
新陳代謝の低下から皮膚機能が低下します。
薄毛、湿疹、フケが目立つようになります。
皮膚トラブルはつらい痒みを伴う事が多いので、こまめに保湿ケアをしてあげましょう。
食欲の変化
加齢とともに消化吸収機能が低下し始め、これまでの食事が体調に合わないことも増えてゆきます。
年齢、体調に合わせて食事の内容、分量を調整してあげましょう。
老犬のために気をつけること
1日でも元気でいる時間を増やすために、日光浴も兼ねた散歩や家族とのコミュニケーションは小まめに取るように心がけてあげましょう。
やがて訪れる「いつか」のために備える準備
ペットとの別れはいつか必ず訪れます。
悲しみに暮れる中でお別れの段取りを考えることはとても難しいでしょう。
もしもの時に備え、あらかじめジョイフルエーケーにご相談くださいませ。