暖かくなってくると、庭に出て何かしたくなってきませんか。
また積雪が解けた後の家屋や庭を見ていると、修理の必要な個所を見つけてしまうかもしれません。
「そうだ、DIYを始めよう」と思っても、道具がないと始まりません。「
これさえあれば、一通りのことはできる」という初心者向けの道具類をご紹介しましょう。
DIYの基本は木工 それに必要な道具類
戸棚や本箱ぐらいはもちろんのこと、場合によっては家一軒をDIYで作ってしまう人までいます。
いずれであっても、基本は木を切ったり取り付けたりです。
つまり、木工です。
最初にそろえるのも、木工用の道具と考えればいいでしょう。
カナヅチなどシンプル6選
「初心者向け日曜大工セット」といった形で売られているものに目が行くかもしれません。
しかし、中身を見るとカンナやノミまで入っていて、「大工さんに弟子入りするつもりはないんだけど」といった気分にならないでしょうか。
厳選すると、必要なのは次の6点前後です。
・ノコギリ
左右両方に刃が付いていたり、刃の部分だけが交換式で替え刃が2、3枚付いていたりするものがあります。
木目に沿って切るときと直角に切るときなどで使い分けます。
ですから、片刃の1本だけのものは少し使いにくいことがあります。
・カナヅチ
あまりに小さいものを使うと、いくら力を入れても釘(くぎ)に力が伝わりません。
また、「大は小を兼ねる」ともなかなかいかず、小さい釘ならば小さいものを使いましょう。
これも大小2本ぐらい欲しいところです。
・釘抜き
初心者は釘を斜めに打ったり、頭を曲げてしまったりしがちです。
それをやり直すために欠かせません。
・ドライバー
サイズの合わないものを使うと、かなりの確率でネジ頭に切った溝を傷めてしまいます。
数本セットになっているか、先端部分が交換式になっているものが必要です。
・キリ
小さい穴を開けるための四つ目キリと、それよりはやや大きめの穴を開ける三つ目キリがあったほうがいいでしょう。
釘や木ねじの下穴を開けるためなどに使います。
・ペンチ
ものを挟み込むだけではなく、ワイヤなどを切るときにも重宝します。
大きめのものを選んだほうが、楽な力で使えます。
・曲尺(かねじゃく)
文房具の物差しでも間に合うように思うかもしれません。
しかし、「カッターを当てて滑らせ、薄い素材を切る」といった使い方もします。
金属製のタフなものが必要です。
釘・ネジ・ボンド・カッターナイフ
釘やネジは太さや長さなど一通りのものをそろえておきます。
各種入って最初からセットになっているものが便利でしょう。
使うことがわかってから買いに行くのは面倒です。
かといって、間に合わせに太さなどが合っていないものを使うと失敗の元でしかありません。
ボンドは木工用・万能型・瞬間接着剤の3種類があれば、たいていのものには対応できます。
カッターナイフは文房具などとも共通のものでも間に合いますが、DIYを意識するのならば大きめのものを選びましょう。
やはり作業がはかどる電動工具
「初心者には大げさすぎる」と電動工具はわざと見ないで済ませている人もいるかもしれません。
しかし、作業が楽で失敗も少なくなることに注目すると、初心者こそ必要になってきそうです。
値段の安いものありますので、ぜひ選択肢に入れましょう。
・丸ノコ、ジグソー
丸ノコは円盤式の刃がついているノコギリで、直線のカットが得意です。
ジグソーは細長い刃がボディーからは垂直に伸びていて、曲線のカットもできます。
曲尺に沿わせて滑らせることなどで、ジグソーでもきれいな直線カットもできますので、迷うようならばジグソーでいいでしょう。
・ドライバードリル
先端を交換することで、ネジ回しにもドリルにも使えます。
回転だけではなく、叩き込む形で衝撃を与えることのできるインパクトドライバーもありますが、初心者向けはドライバードリルです。
・サンダー
電動ヤスリと考えればいいでしょう。
角を丸めるだけではなく、塗装前に板の表面を滑らかにするなどの作業にも使います。
DIYで使う木材はあくまで素材なので、出番は少なくありません。これこそ、紙やすりなどを使って手でやっていると、かなりの重労働になります。
道具がそろっていれば、作るもののプランに集中できる
ごく基本的な道具類は、作るものが決まってからバタバタと集めるのではなく、先にそろえておきたいものです。
それが済んでいれば、「何を作るか。どんなものにするか」といったプランに集中できます。
ジョイフルエーケーの店内をぐるりと一周すればこれら全部を集めることができるでしょう。
もし、「どれがいいか、どっちがいいか」と迷ったら、そばにいる売り場スタッフに尋ねてみましょう。すぐに答えが返ってくるはずです。